新年のご挨拶

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謹賀新年

 旧年中はひとかたならぬお引き立てにあずかり、誠にありがとうございました。

おかげさまで、当社も創立から3度目の新年を迎えることができました。

これもひとえに顧客の皆さま、オフィス管理のスタッフの皆さま、業務パートナーの士業の方々、および支援機関、金融機関の方々、そして社員の家族の皆さまのご支援ご厚情の賜物と存じます。

第2期から3期にあたる旧年は、新世代通信規格に関わる試作開発を中心として、工学系大学・研究機関向けの研究開発サービス事業を拡大して参りました。技術提案や実装支援にとどまらず、展示会や学会等の展示サポートも提供させていただきました。そして、研究開発サービス事業で培ったこうしたノウハウを一般企業様向けにも提供し始めた年でもありました。

また、研究開発サービス事業と並行して、当社自らも学術分野のコミュニティー活動に積極的に参加してきました。情報通信分野では電気電子技術の学会であるIEEEの国際標準化グループに加わり、周波数有効利用に向けたコグニティブ技術のアーキテクチャーポリシーの策定に寄与することができました。教育情報の研究を進めている日本教育情報学会では実務の経験を元にしたオープンソースのライセンスについて発表する機会をいただきました。

さらに、技術を判り易くかつ魅力的に伝えることを目指して、”サイエンスコミュニケーション”という分野の調査研究も引き続き取り組んでまいりました。実務の中でのケーススタディに加え、外部機関の関連研修やワークショップ等を受講し、ノウハウの拡充に努めました。春には国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータを新たに一名増員し、サイエンスコミュニケーションに関心をもつ会の運営のサポートを通じて有識者との交流も図ってまいりました。

先の政権交代により実施された行政刷新会議の「事業仕分け」では科学技術分野においても厳しい評決がなされました。もちろん科学と科学技術そのものの重要性が否定されたわけでありません。しかしながら、限られたリソースから研究開発費を確保し適切に活用していくためには、研究開発業務の効率的な推進と、学術会、政界、国民、それぞれの関係者間での相互理解がいままで以上に求められてくるでしょう。こうした要求に応える手段の一つとして、当社のノウハウとネットワークリソースを提供できたらと考えております。

本年は来る4期にむけ、事業の展開を図ります。従来の研究開発サービスの受託に加え、産学連携や大学研究室のアウトリーチ支援、学術機関との共同研究、および研究開発型企業との共同開発にも積極的に取り組んでいきます。また、「BITシステム相談室」チャネルを通じて、一般企業様に向けてのIT技術の情報提供やサポートも引き続き行ってまいります。

科学技術の発展と普及に寄与するとともに、お客様へより良いサービスを届けられるように、社員一同、知識と技術にさらに磨きをかけていく所存です。

よりいっそうのご指導、ご鞭撻を賜りますよう、本年もよろしくお願い申し上げます。

皆々様にとりまして、新しい年がより幸の多き年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

平成22年元旦
株式会社ビットマイスター
代表取締役 笠原勉

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