ファイト! 小児がん

たまたま見つけたこちらのサイトを見て、微力ながら協力してみることにしました。
といってもやることはソフトウェアをマシンにインストールするだけ。(設定も少し必要ですが。)

ファイト!小児がんについてはWebサイトの方をご覧いただくとして、この取り組みのベースとなっている技術について説明します。
大雑把にいってしまうと、みんなのPCの余った計算能力を少しずつ集めて、小児がんなどの研究に役立てようというものです。(ドラゴン○ールの元気玉みたいですね。)
研究の目的となる大きな計算を細かい作業に分けて、世界中のPCに少しずつ作業を振り分けて計算させる、分散コンピューティングの技術を使っています。
私がPC上で作業している間も、息抜きにWebサーフィンをしている(さぼっている)間も計算は続いているので、とてもいい気持ちです(でも、さぼる言い訳にはなりません)。

参加方法は、こちらのサイトの指示に従ってユーザ登録などを行い、ソフトウェアをインストールするだけ。
という説明ではちょっと手抜きなので、簡単に用語説明をしておきます。
BOINCは分散コンピューティングを行うためのソフトウェアの名前、World Community GridはそのBOINCで実行するプロジェクトの名前です。『ファイト!小児がん』(HFCC)はWorld Community Grid内のプロジェクト(アプリケーション)のひとつです。
World Community Gridには、『ファイト!小児がん』(HFCC)以外にもいくつかプロジェクト(アプリケーション)があり、World Community Gridのユーザサイトに設定する内容によっては『ファイト!小児がん』(HFCC)以外の作業がPCに割り振られることもあります。(割り振られないようにも設定できます。)
PCに割り振られる作業は、私のマシン(CPU=Intel Core2 Duo 2GHz / Memory=2GB)で数時間程度かかる作業をひとつの単位として、1CPUあたり1つの作業がPC起動中に常に実行されている状態になっています。
とはいえ、最近のマシンであればそのままでもPCが遅くなったと感じることはないと思いますし、もし感じたとしてもCPUやメモリーにかかる負荷はBOINCの設定で変更できるので、違和感があれば調整してみてください。

BOINCアプリケーションの画面

BOINCアプリケーションの画面

BOINC設定画面

BOINC設定画面

あと、World Community Gridのポイント制度について説明しておきます。
World Community Gridではユーザが終了した作業の実績に応じて、ポイントを付与しています。ポイントは、作業が終了しWorld Community Grid側でその結果が処理された後に統計情報に反映されます。
統計情報はBOINCでも見られますし、World Community Gridのマイグリッド(ユーザサイト)でも見られますので、そこでどんどん増えていくポイントを見ると、ちょっとした達成感が得られます。(自分が何をしたってわけではないのですが。)
ただ、統計情報への反映には数日かかるので、気長に待ってください。
また、ユーザは自分のチームを作ったり、他の人が作ったチームに参加することができ、チームに属するユーザのポイントを合わせて、チーム毎のポイントを集計することもできます。
下のように、自分の会社をチームとすることで、貢献をアピールすることもできます。

ソフトウェアのインストールに制限のある職場のPCについても、CSRの一環としてこのソフトウェアの導入を提案してみると、インストールできるようになるかもしれませんね。

なお、World Community Gridに関する日本語の情報はTeam 2chが充実しています。

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