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科学の祭典「サイエンスアゴラ2008」で学術展示の考察

当ブログで以前お伝えした 「サイエンスアゴラ2008」 が終了した。

科学の祭典「サイエンスアゴラ2008」プログラム公開

私はサイエンスコミュニケーション交流会である 「横串会」 の企画に参加。

「横串会」の企画はイベントに訪れた人たちへの交流スペースの提供と、 全国でサイエンス・カフェを開催している団体のポスター発表の支援。 ”サイエンスコミュニケータ同士が実はコミュニケーション出来ていないのでは?” との問題意識から 「横串フィールド」 を企画。 予想以上に出展ブースは盛況。交流を促進する当初の目的はほぼ達成できたと思われる。

本企画の総括は横串会の方から別途公開予定であるので、ここでは個別に感じたことを述べておく。

私自身は運営委員として主に展示の仕掛けやWebを使ったコミュニケーションツールの面で参加した。

会場に足を運べない全国のメンバーへ会場の様子を伝えるWebでの配信サイトを開設したり、 先日出展した商工見本市 「コラボさいたま」 向けに用意したコンテンツや、 展示会サポート向けに検討している展示ツールを持ち込み、(一応実証実験も兼ねて) 情報発信のインフラを整備。

「サイエンスアゴラ2008」 は科学の祭典を謳い、取り扱う内容は最先端の科学技術でありながら、 展示方法やイベントの配信は結構アナログな方法がとられていた。 (かなり簡単な仕掛けでも)ネットや映像を活用したブースは珍しく、 ブースの活性化にそれなりに役立ったようだ。

簡易プロモーションビデオ作製 ツールで作った、ポスターにエフェクトかけたスライドショーも人目を引いていたし、

省スペース展示ブース用に作った↑このディスプレーはみんな覗きこんでいった。

ただ、パネルの訴求力が無視できないことも今回改めて認識した。 本ブースでのパネルはもちろん他ブースを見ても、意外にもパネル展示が賑わっていた。

他のブースは体験や実験ものを除いてはほぼパネル展示が中心だったのだが、 見ていると来場者はひっきりなしにやってきて、かじりつくようにパネルに見入る人も多くみられた。 紙媒体のチラシやパンフもみんな手にしていく。

学会や展示発表等の学術の場ではまだまだパネルや紙媒体が主流のためか、 もともと科学系の来場者が多いためか、コンテンツが充実しているところは、 パネルだけでも十分人目を集められるようである。

しかしながらそんなパネル展示も、双方向性という面ではやはり弱い。 A0一枚で説明できる容量は限られている。 ポスターパネルを見て興味を持った人は大抵キョロキョロ周りを見渡し説明員を探す。 イベントの特性として常に説明員が居るとは限らず、せっかく興味をもっても 残念そうに去って行く人を何人も見た。 (これは学会発表や技術発表のブースでもよく見る光景)

もしこのパネル展示にデジタルの仕組みを安価に組み込んで双方向性を確保できれば 映像をつかった演出とはまた違った、展示会サポートツールになるのではないかと感じた。

今回の企画を通じて、大学の広報や産学連携推進機関に従事している方や コミュニケーションツールに関して研究されている研究者の方たちとも交流する機会に恵まれた。 当社が取組んでいる 学術展示のプロモーションサポートサービス に関して興味をもって下さり、 色々現場の取組やニーズを聞かせていただいた。 研究成果を発信する立場にある人達にとっては、研究成果を正確に伝えることに加えて、 効果的にアピールすることも近年ますます強く求められていることは確かのようだ。

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