残暑厳しき折、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
本日、株式会社ビットマイスターは創立17周年を迎えることができました。これもひとえに、皆様のご支援とご愛顧の賜物と、心より感謝申し上げます。
第17期は、数年来携わらせていただいている研究プロジェクトの他、新たな次世代分野への支援も開始しました。複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせた、大規模で複雑なタスクを実行するためのサイバネティック・アバターの基盤研究向けの信頼性向上ネットワークシステム構築、無人自動運転を目指した最新MaaS研究向けV2X技術開発、ともに新規のエンドユーザ様向けの支援となりました。
Beyond5G向けの要素技術の各種検証用アプリケーションの開発、サイバーフィジカルシステムでのワイヤレスエミュレータの環境構築、陸上から宇宙に至る全ての領域をシームレスに繋ぐ通信システムのオーケストレーター開発、ならびにシミュレーション用ソフトウェアの提供等の通信関連研究の継続支援におきましては、おかげさまで拡大傾向にあります。
主に大学様に向けた科学教育・教育工学分野の支援においては、過去に提供したシステムの保守サポートに加え、教育ツール関連の新規開発を行いました。弊社が開発協力した学習アプリケーションを利用した研究が学会で賞を獲得したとの報告をいただくこともあり、研究推進の一助となれたことを嬉しく存じます。
また、埼玉大学様と地元企業様との産学官連携活動をきっかけに開発したデジタルサイネージ型防災情報提供システム『ソナエージ』は、次の展開に向けた活動を続けて来ました。災害情報などの危機管理情報を便利に取り扱うための、準天頂衛星みちびきが送信する災危通報メッセージのデコーダー「azarashi」を開発し公開しています。
弊社が提供している「研究開発ITサービス」は、研究活動をソフトウェア技術でサポートすることですが、昨今は、単に研究用のソフトウェアの提供にとどまらず、研究開発環境の構築方法や、研究成果をステークフォルダーに分かりやすく説明するアウトリーチ用のデモンストレーション手法等を、研究の初期委段階からアイデア含めて相談いただくことも増えてきました。創業時より積み重ねてきた研究支援ノウハウを効果的にご利用いただけるように、第18期におきましても社員一同、より一層精進してまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
厳しい暑さが続きますが、皆様どうぞご自愛ください。
令和6年8月20日
株式会社ビットマイスター
代表取締役 笠原 勉