社内サーバルームにて突如爆音を轟かせたSystem x3100 M5。なにごとかとマシンを確認するとSystemエラーLEDが点灯しているではないか。


Free5GCで上記の構成をsmfcfg.yamlのlinksに記述する場合、通常は以下のように共通入り口にgNB1,gNB2を記述する必要があるかと思います。
links: # 共通入口 - A: gNB1 B: I-UPF1 - A: gNB2 B: I-UPF1 # 分岐ルート - A: I-UPF1 B: I-UPF2 - A: I-UPF2 B: PSA-UPF1 - A: I-UPF1 B: I-UPF3 - A: I-UPF3 B: PSA-UPF2
ところが、この記述でfree5GCを起動してUEを接続するとgNB1の経路しかDNに繋がらず、gNB2の経路はDNまで繋がりませんでした。
OSM (Open Source MANO)の公式サイトでは、コマンド
$ wget https://osm-download.etsi.org/ftp/osm-16.0-sixteen/install_osm.sh $ chmod +x install_osm.sh $ ./install_osm.sh
を打つだけでインストールできると書いてありますが、インストールスクリプトに書かれているバージョンが古く使用可能でないパッケージ等がある理由で途中で失敗してしまいます。2026年1月にOSM v16のインストールに成功した際の設定について書きます。
| インストールした環境 | OSM公式の推奨環境 | |
|---|---|---|
| OS | Ubuntu 22.04 LTS (Jammy Jellyfish) | Ubuntu 22.04 LTS (Jammy Jellyfish) |
| RAM | 16GB | 16GB |
| CPU数 | 4 | 4 |
| ディスク | 128GB | 80GB |
| NIC | ネット接続ありx1 ネット接続なしx1 |
ネット接続ありx1 |
インストールスクリプトを実行する前に設定を書き換えます。
1. 公式サイトの3行のコマンドのうち、2行をそのまま実行します。
$ wget https://osm-download.etsi.org/ftp/osm-16.0-sixteen/install_osm.sh $ chmod +x install_osm.sh
2. install_osm.shの最終行をコメントアウトします。これはインストールスクリプトと設定ファイル等をダウンロードして実行はしないための措置です。
@@ -176,4 +176,4 @@ add_repo "deb [arch=amd64] $REPOSITORY_BASE/$RELEASE $REPOSITORY devops" sudo DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt-get -qy update sudo DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt-get -y install osm-devops - $DEVOPS_PATH/installers/full_install_osm.sh -R $RELEASE -r $REPOSITORY -u $REPOSITORY_BASE -D $DEVOPS_PATH -t $DOCKER_TAG "$@" + #$DEVOPS_PATH/installers/full_install_osm.sh -R $RELEASE -r $REPOSITORY -u $REPOSITORY_BASE -D $DEVOPS_PATH -t $DOCKER_TAG "$@"
3. install_osm.shを実行します。(-yを付けると、先に進めてよいか聞かれる箇所で自動ではいと答えてくれます。ただし、スクリプト中のsudo apt installでディスクスペースを使用してよいか聞かれるときなどは自動で答えてくれません。)
$ ./install_osm.sh
※書き換え内容は2026年1月に動いた一例であり、これ以外の設定で動く場合も、時期や環境などによってはこの設定でも動かない場合があると思われます。
書き換えるファイルは全て/usr/share/osm-devops/installers/の中にあります。
/usr/share/osm-devops/installers/直下)1. install_k3s_cluster.sh
@@ -17,5 +17,5 @@
# K3s releases: https://github.com/k3s-io/k3s/releases/
-K8S_VERSION="v1.29.3+k3s1"
+K8S_VERSION="v1.32.11+k3s1"
# configure registry
@@ -84,5 +84,5 @@
echo "Waiting for pods to be ready"
local time_for_readiness=20 # seconds ready
- local time_for_failure=100 # seconds broken
+ local time_for_failure=200 # seconds broken
# Equivalent number of samples
K3s自体は1.29でも入りますが、後の方のチェックで失敗します。また、ポッドの起動が時間がかかるため、待ち時間を延ばします。
2. install_mongodb.sh
@@ -29,5 +29,5 @@
helm repo add bitnami https://charts.bitnami.com/bitnami
helm repo update
- helm upgrade mongodb-k8s bitnami/mongodb -n ${OSM_NAMESPACE} --create-namespace --install -f ${OSM_HELM_WORK_DIR}/mongodb-values.yaml --version ${MONGODB_HELM_VERSION} --timeout 10m || FATAL_TRACK mongodb "Failed installing mongodb helm chart"
+ helm upgrade mongodb-k8s bitnami/mongodb -n ${OSM_NAMESPACE} --create-namespace --install -f ${OSM_HELM_WORK_DIR}/mongodb-values.yaml --version ${MONGODB_HELM_VERSION} --timeout 10m --set image.repository=bitnamilegacy/mongodb || FATAL_TRACK mongodb "Failed installing mongodb helm chart"
[ -z "${DEBUG_INSTALL}" ] || DEBUG end of function
}
bitnamiにはこのファイルの上の方で設定されているMongoDB 6.0.5が既にないため、代わりに6.0.5がまだあるbitnamilegacyを参照するように変更します。
3. install_ngsa.sh
@@ -35,5 +35,5 @@
helm repo add apache-airflow https://airflow.apache.org
helm repo update
- helm upgrade airflow apache-airflow/airflow -n ${OSM_NAMESPACE} --create-namespace --install -f ${OSM_HELM_WORK_DIR}/airflow-values.yaml --version ${AIRFLOW_HELM_VERSION} --timeout 10m || FATAL_TRACK ngsa "Failed installing airflow helm chart"
+ helm upgrade airflow apache-airflow/airflow -n ${OSM_NAMESPACE} --create-namespace --install -f ${OSM_HELM_WORK_DIR}/airflow-values.yaml --version ${AIRFLOW_HELM_VERSION} --timeout 20m || FATAL_TRACK ngsa "Failed installing airflow helm chart"
[ -z "${DEBUG_INSTALL}" ] || DEBUG end of function
}
こちらもポッドの起動に時間がかかるため、待ち時間を延長します。
/usr/share/osm-devops/installers/helmと/usr/share/osm-devops/installers/mgmt-cluster内)1. helm/osm/values.yaml
@@ -198,4 +198,7 @@
kafka:
+ image:
+ repository: bitnamilegacy/kafka
+ tag: 4.0.0-debian-12-r10
enabled: true
listeners:
@@ -203,5 +206,25 @@
protocol: "PLAINTEXT"
fullnameOverride: "kafka"
- # replicaCount: 1
+ replicaCount: 3
+ listeners:
+ client:
+ protocol: "PLAINTEXT"
+ controller:
+ protocol: "PLAINTEXT"
+ interbroker:
+ protocol: "PLAINTEXT"
+ controller:
+ containerPort: 9093
+ livenessProbe:
+ enabled: true
+ initialDelaySeconds: 300
+ periodSeconds: 10
+ failureThreshold: 15
+ readinessProbe:
+ enabled: true
+ initialDelaySeconds: 60
+ periodSeconds: 10
+ failureThreshold: 10
+ terminationGracePeriodSeconds: 60
keystone:
@@ -252,6 +275,13 @@
enabled: true
image:
+ repository: bitnamilegacy/mysql
tag: "8.1-debian-11"
fullnameOverride: "mysql"
+ primary:
+ startupProbe:
+ enabled: true
+ initialDelaySeconds: 90
+ periodSeconds: 10
+ failureThreshold: 100
nbi:
</pre>
こちらもkafkaとmysqlがbitnamiから取れないため、参照先を変更します。また、ポッドの起動に時間がかかるため、タイムアウトして失敗しないよう時間制限を緩めます。また、なぜかkafkaのpodたちが通信に失敗することがあるので、ポートを指定します。
2. helm/values/airflow-values.yaml
@@ -48,2 +48,7 @@
persistence:
size: 8Gi
+
+postgresql:
+ image:
+ repository: bitnamilegacy/postgresql
+ tag: 15
同様にairflowが依存するpostgresqlについて参照先を変更します。
3. mgmt-cluster/gitea/values-standalone-ingress-ssh2222.yaml
@@ -435,4 +435,7 @@ ## @param memcached.service.port Port for Memcached memcached: + image: + repository: bitnamilegacy/memcached + tag: 1.6.10 enabled: true service: @@ -448,4 +451,7 @@ ## @param postgresql.persistence.size PVC Storage Request for PostgreSQL volume postgresql: + image: + repository: bitnamilegacy/postgresql + tag: 15 enabled: true global:
giteaが依存するmemcachedとpostgresqlについて参照先を変更します。
1. install_osm.shの最終行のコメントアウトを解除します。
install_osm.sh
@@ -176,4 +176,4 @@ add_repo "deb [arch=amd64] $REPOSITORY_BASE/$RELEASE $REPOSITORY devops" sudo DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt-get -qy update sudo DEBIAN_FRONTEND=noninteractive apt-get -y install osm-devops - #$DEVOPS_PATH/installers/full_install_osm.sh -R $RELEASE -r $REPOSITORY -u $REPOSITORY_BASE -D $DEVOPS_PATH -t $DOCKER_TAG "$@" + $DEVOPS_PATH/installers/full_install_osm.sh -R $RELEASE -r $REPOSITORY -u $REPOSITORY_BASE -D $DEVOPS_PATH -t $DOCKER_TAG "$@"
2. install_osm.shを実行します。(-yを付けると、先に進めてよいか聞かれる箇所で自動ではいと答えてくれます。ただし、スクリプト中のsudo apt installでディスクスペースを使用してよいか聞かれるときなどは自動で答えてくれません。)
$ ./install_osm.sh -y
3. インストールが完了するまでに少なくとも30分ほどはかかります。画面には進捗状況が表示されます。
/usr/local/bin/k3s-killall.shや/usr/local/bin/k3s-uninstall.shがあるため、それを実行するとよいです。また、/etc/kubernetes/、/var/lib/etcd/、$HOME/.kube/、/etc/cni/net.dも削除しておくとよいです。残暑厳しき折、皆様には益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
本日、
第18期は、
Beyond5Gに向けた各種検証用アプリケーションの開発や、
教育・学術分野におきましても、大学向けの科学教育・
一方で、
私たちの使命は、ソフトウェア技術を最大限に活用し、
今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、
令和7年8月20日
株式会社ビットマイスター
代表取締役 笠原 勉
残暑厳しき折、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
本日、株式会社ビットマイスターは創立17周年を迎えることができました。これもひとえに、皆様のご支援とご愛顧の賜物と、心より感謝申し上げます。
第17期は、数年来携わらせていただいている研究プロジェクトの他、新たな次世代分野への支援も開始しました。複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせた、大規模で複雑なタスクを実行するためのサイバネティック・アバターの基盤研究向けの信頼性向上ネットワークシステム構築、無人自動運転を目指した最新MaaS研究向けV2X技術開発、ともに新規のエンドユーザ様向けの支援となりました。
Beyond5G向けの要素技術の各種検証用アプリケーションの開発、サイバーフィジカルシステムでのワイヤレスエミュレータの環境構築、陸上から宇宙に至る全ての領域をシームレスに繋ぐ通信システムのオーケストレーター開発、ならびにシミュレーション用ソフトウェアの提供等の通信関連研究の継続支援におきましては、おかげさまで拡大傾向にあります。
主に大学様に向けた科学教育・教育工学分野の支援においては、過去に提供したシステムの保守サポートに加え、教育ツール関連の新規開発を行いました。弊社が開発協力した学習アプリケーションを利用した研究が学会で賞を獲得したとの報告をいただくこともあり、研究推進の一助となれたことを嬉しく存じます。
また、埼玉大学様と地元企業様との産学官連携活動をきっかけに開発したデジタルサイネージ型防災情報提供システム『ソナエージ』は、次の展開に向けた活動を続けて来ました。災害情報などの危機管理情報を便利に取り扱うための、準天頂衛星みちびきが送信する災危通報メッセージのデコーダー「azarashi」を開発し公開しています。
弊社が提供している「研究開発ITサービス」は、研究活動をソフトウェア技術でサポートすることですが、昨今は、単に研究用のソフトウェアの提供にとどまらず、研究開発環境の構築方法や、研究成果をステークフォルダーに分かりやすく説明するアウトリーチ用のデモンストレーション手法等を、研究の初期委段階からアイデア含めて相談いただくことも増えてきました。創業時より積み重ねてきた研究支援ノウハウを効果的にご利用いただけるように、第18期におきましても社員一同、より一層精進してまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
厳しい暑さが続きますが、皆様どうぞご自愛ください。
令和6年8月20日
株式会社ビットマイスター
代表取締役 笠原 勉