DS鬼ごっこ

一ヶ月ほど前のことですが、東京新聞に「DS鬼ごっこで遊ぼ 無線通信で“情報戦”」という記事が掲載されました(現在はWEB上から削除されています)。世田谷近辺の小学生の間で、ニンテンドーDSの無線通信機能を使った鬼ごっこが流行っているというもの。


DS鬼ごっこは、画面に書き込んだ文字や絵を無線で通信し合う「ピクトチャット」という機能を活用。「鬼が来た」「○○君が鬼になった」などと情報を交換しながら鬼から逃げる。鬼が仲間のふりして偽情報を流したり、ちょっとした駆け引きもある。(東京新聞の元記事より抜粋)

なかなか楽しそうじゃないですか?特に、「鬼が仲間のふりして偽情報を流」すというあたり、「嘘を嘘と(ry」ではないですが、情報リテラシーを鍛えるのに最適ではないかと…。

さらに、その後にGyaoで掲載された追跡記事によると、「DS鬼ごっこ」のルールは、ある地域では、町中に隠れ場所が多すぎるので鬼にヒントを与えるために使っていたり、また別の地域では、鬼はDSを持たずに逃げる側だけがDSを持つなど、地域によって変遷をたどっているのだそうです。

最近の子供たちは部屋でゲームばっかりやっていると思っていたら大間違いで、昔と変わらず自分たちの環境に合った新しい遊びを作り出しながら、外で遊んでいるんですね。そして、新しい道具をさまざまな形で使いこなしていくのも子供たち。なんとも頼もしい限りです。

しかし、これほどまでに子供たちの間にニンテンドーDSが浸透しているというのも、また驚きです。子供にとってのニンテンドーDSが、大人にとっての携帯電話のようなネットワーク・インフラになる日も、そう遠くないのではないでしょうか。日本全国、さらには世界中をカバーする子供たちだけのアドホック・ネットワーク、なんていうものを想像すると、ちょっとSFじみてて面白いですね。

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