Google Sitesのバックアップメモ(ふたたび)

以前の記事で自力で行うGoogle Sitesのバックアップでの苦労を書きましたが、
ITメディア記事『Google Sitesのコンテンツ移行を助ける「Google Sites Data API」リリース』にありますようにGoogle Sitesのバックアップのための手段がGoogleから提供されるようになりました。
さっそく使ってみたので、簡単な使い方などをメモしておきます。

概要

現時点で公開されているのは、Google Sitesからバックアップ(リストア)するためのAPIとそれを使った(サンプル?)Javaアプリケーションです。
(今はjarファイルが公開されていますが、当初はソースだけだったのでコンパイルができずに苦労しました。。。)
単純にバックアップとリストアをしたいだけであれば、このJavaアプリケーション(jarファイル)を取得して実行するだけでよいです。

下準備

実行

ダウンロードしたjarファイルをダブルクリックなどで実行してください。

バックアップの方法

下記のような画面が表示されるので、必要事項を入力してください。

バックアップツールの画面

入力項目については、対象となるサイトが以下のようなURLとなる場合、次のようにしてください。

対象となるURL http://sites.google.com/a/sample.jp/samplesites/
入力項目 Host: sites.google.com
Domain: sample.jp
Webspace: samplesites
Username: (ログインする際に入力するユーザ名)
Password: (ログインする際に入力するパスワード)

バックアップは、Exportボタンを押すと開始されます。(サイトの規模にもよると思いますが、結構時間がかかります。)
バックアップ中の画面

※取得されるバックアップはそのままのHTMLファイルなどで、圧縮などは行われていません。(オープンソースなので、改造することは難しくないと思います。)

感想

まだ使い倒してはいませんが、日本語のディレクトリ名やpdfやzipなどの添付ファイルも問題なくバックアップできているようです。バックアップにかかる時間さえ気にしなければ、現時点でも十分つかえそうです。(少なくとも前に紹介した方法よりは。)ちなみに、リストア(Import)はまだ試していません。

補足

アプリケーションの更新などの最新情報は以下のGoogleのサイトでチェックしてください。

謝辞

kyoさんのコメントがなければこの記事はありませんでした。ここに謝意を表します。

5 Comments

  1. Google sites バックアップメモをご教示いただきありがとうございます。
    日本語と英語とフランス語の
    3サイトをつくっていて、日本語はできたのですが、ほかの2つが
    どうしてもできません。appsではない普通のサイトです。
    ご教示いただければ幸いです。

  2. onoreinfo様

    コメントありがとうございます。
    「普通のサイト」ということですが、Googleサイト上のサイトですよね?
    本記事はGoogleサイト上に構築したWebサイトのバックアップに関する記事ですので、対象はGoogleサイトになります。
    日本語以外に英語とフランス語のサイトも作成されているということですが、Googleサイトで多言語に対応されたものを作成されているのでしょうか?
    私自身、日本語のサイトでしか試していないので他の言語でどうなるかはわかりませんが、日本語のサイトと同様にバックアップされたファイルのファイル名の文字コードに気をつければ、特に違いはないように思います。
    また、英語になりますが、下記のサイトが本家のサイトになりますので、参考にされるとよいと思います。
    https://code.google.com/p/google-sites-liberation/

  3. ご丁寧な回答をありがとうございました。appsではないサイトでの同一内容多言語サイトをリンクでつないでいる状態のものです。ご教示に従って試してみます。
    重ねて感謝いたします。

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