Flex 4 SDKがリリースされたので早速FlashDevelopで試してみました。
それぞれのバージョンは以下の通りです。
- FlashDevelop 3.0.6 RTM
- Flex 4 SDK 4.0.0.14159 (Open Source Flex SDK)
FD の「Flex SDK Location」を上記SDKインストール先に変更するだけで簡単なサンプルのコンパイル・起動はできたのですが、現行版(3.0.6)ではコード補完などに問題があるのでFlex 4を試す場合は開発版(3.1.0)がよさそうです。
詳細は以下より。
今回は以下の手順でFlex 3 SDKからFlex 4 SDKに変更しました。
(既にFD+Flex 3 SDK+デバック版FlashPlayer 10による開発環境が構築済みの前提です)
- 「Download Flex 4 – Flex SDK – Adobe Open Source」から『Open Source Flex SDK』をダウンロード
- ダウンロードした「flex_sdk_4.0.0.14159_mpl.zip」を任意の場所に展開
- FDの「Flex SDK Location」を上記展開先に変更
上記設定変更後、早速Flex 4 SDKを使った簡単なサンプルを作成してみました。
なお、FD(3.0.6)はFlex 4 SDKに公式対応していないので、プロジェクト作成時のテンプレートは「Flex 3 Project」を選択しました。
まずは、従来通りのMXMLを試してみました。
<!--[CDATA[ private function init():void { trace("init!"); } ]]> </mx:Script> </mx:Application> [/xml] 普通にコンパイルが成功し起動します。 <a href="https://blog.bitmeister.jp/wp-content/uploads/2010/03/fd306_fx3.png"><img class="alignnone size-medium wp-image-1686" title="fd306_fx3" src="https://blog.bitmeister.jp/wp-content/uploads/2010/03/fd306_fx3-300x244.jpg" alt="fd306_fx3" width="300" height="244" /></a> 次に、Flex 4版のMXMLを試してみます。 [xml] <s:Application xmlns:fx="http://ns.adobe.com/mxml/2009" xmlns:s="library://ns.adobe.com/flex/spark" xmlns:mx="library://ns.adobe.com/flex/halo" applicationComplete="init()" width="300" height="200"> <fx:Declarations> <! Place non-visual elements (e.g., services, value objects) here --> private function init():void { trace("init!"); } ]]-->
こちらも普通にコンパイルは成功し起動しました。
ちなみに、両方共に起動時に以下の警告が出力されるのですが今回はとりあえずスルーの方向で。。。
『警告 : http://fpdownload.adobe.com/pub/swz/crossdomain.xml のポリシーファイル内の ‘secure’ 属性は無視されます。’secure’ 属性は、HTTPS およびソケットポリシーファイル内でのみ使用できます。詳しくは、http://www.adobe.com/go/strict_policy_files_jp を参照してください。』
それでは早速色々試してみようと思ってコード編集をはじめたら…
mx以外のコード補完が効きません。 orz
Scriptタグ内のコードが認識されません。。。 orz
FD(3.0.6)が公式対応してないので当たり前な話なのですが、FDの高機能に頼り切っていた私にとってはこれはキツイです。
どうにかならないかとGoogle先生で情報を探してみると公式サイトフォーラム「Community testing for next new release (3.1.0)」でFlex 4対応関連の情報がでており、テスト中の開発版も「Latest development build of FlashDevelop 3」からダウンロードできると。
ということで早速開発版(R905)をダウンロードして試してみました。
[注意]上記ダウンロード先にも記載されていますが、開発版の利用は自己責任で行って下さい。
インストールして起動します。
各種設定は3.0.6のものが引き継がれます。
ということは上書きされている訳ですね(この時点で設定のバックアップ取り忘れに気付く….)。
3.1.0のプロジェクト作成のテンプレートに「Flex 4 Project」が追加されてます。
早速「Flex 4 Project」にてプロジェクト作成してみると、初期作成される『Main.mxml』もFlex 4向けになってます。
xmlns:s="library://ns.adobe.com/flex/spark" xmlns:mx="library://ns.adobe.com/flex/halo"> <!-- Place non-visual elements (e.g., services, value objects) here -->
mx以外のコード補完も効いてます
Scriptタグ内のコードも認識されています
単純なサンプルしか試していないので、使い倒していくうちに不具合があるかもしれませんが、当面はこれで色々試せるかなと。