ブロードバンドルータがしばらくすると通信できなくなる件

自宅環境での話。
他に困っている人がいるかもしれないのでメモしておきます。

ブロードバンドルータを使ってしばらくすると通信できなくなって困っている人で、BitTorrentをインストールしたことがある人は以下を読んでみると役に立つかもしれません。

最近、自宅のADSLモデムが変わった(Aterm DR202C)のですが、しばらく通信しているとDNSが引けなくなって通信できなくなる、という現象が発生するようになりました。
ADSLモデムのログを見てみると、PCからUDPのパケットを頻繁にあちこちに送っていてそれが原因でDNS(UDPの53番ポート)が引けなくなっている模様。
whoisサービスでUDPの送信先の情報を調べてみると、南米やヨーロッパを含む世界各国の、普通のユーザのものらしきアドレスです。
そんな接続のしかたをするもので、まっさきに思い浮かぶのはトロイの木馬などによるウィルス被害です。
かなり焦ってしらべました。。

よくログを見るとUDPの送信元のポート番号が同一(40860とかそんな感じだったかな)です。その番号を使っているアプリケーションを調べれば原因がつかめそうです。
Windows(私のマシンはVista)では、管理者としてコマンドプロンプトを開いて、netstat -abとコマンドを打つと、使用中のポート番号とそれを使っているプログラム名が表示されます。
その機能を使って問題のUDPのポート番号を利用しているプログラムを見ると、btdna.exeというものでした。
さっそくそのキーワードでググってみると、ありましたありました。
BitTorrentの異物
たしかに私はBitTorrentをインストールして、アンインストールした記憶があります。
このアプリケーションはアンインストールした後でも残っていて、P2Pの技術でよく使われるUDPホールパンチングというやつをやっている様子。
上記サイトの通りに残っていたアプリケーションを削除して1~2週間経ちますが、同じ問題が発生することなく快適に使えるようになりました。

他にも同じ状況になった方がいるようですね。
たぶん私のADSLモデムの場合、あまりUDPを送りまくるのでNAT機能がUDPのポート番号を覚えきれなくなったと勝手に推測しています。
きっとBitTorrent対応ルータならそういうことは発生しないのでしょうね。意図しない通信が動いているのはやっぱり気持ち悪いですが。
たまにはADSLモデムのログを見てチェックしたほうがいいと思う一件でした。

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