Linuxのカーネルのデバッグに役立つlinux-crashdumpというツールがあります。
このツールは、カーネルがクラッシュした時にログ情報を保存してくれるので非常にありがたいツールです。また、インストールや設定も簡単です。
しかし、デバッグ完了後に元の状態に戻そうと、linux-crashdumpをapt purgeコマンドでアンインストールした後にマシンをrebootさせると、意図しないカーネルが立ち上がってきてしまうという事態に陥りました。
1年くらい前にも嵌ったのですが、対処方法を残すのを忘れてしまい、再度嵌ってしまったので、自分のためにもメモとして残しておきます。
原因は、linux-crashdumpのインストール時に一緒にインストールされるkexec-toolsです。linux-crashdumpのアンインストール時には、自動的にアンインストールされないため、マシンをrebootさせると別のカーネルで上がってきてしまいます。
インストール時に一緒にインストールされるパッケージをちゃんと確認していなかった私自身のせいでした…
以下のコマンドでkexec-toolsをアンインストールするとrebootしても、別のカーネルで上がってくることはなくなります。
$ sudo apt purge linux-crashdump kexec-tools
以上。