今年は世界天文年。
イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた1609年から、400年の節目の年。
そんな世界天文年2009の世界企画の一つ、
『世界中で宇宙を観ようよ100時間』が4月2日(日本時間では3日1時)より開催される
4日間(100時間)にわたって行われる世界規模の企画。世界各地で観望会を開催しそれを24時間かけて世界中の夜をつないだり、天文台の観測研究現場をインターネット生中継したりと盛りだくさん。
日本の天文台も参加するイベント
「望遠鏡80台世界一周」
4月3日 (金) の午後6時 (日本時間) から24時間をかけて、世界中の80の天文台や天文観測衛星での観測現場がインターネット中継される。
ハワイのマウナケア山頂の望遠鏡群からスタートし、夜の時間が東から西へ移るのに伴って中継場所も西へ西へと移って行き、24時間で世界を一周。
映像と予定はこちら ↓
100HOURS of ASTRONOMY Around the World in 80 Telescopes
また、世界各地の天体望遠鏡をリモートで操作できるだけでなく、ネットに接続した観測装置をリモート操作できるように逆に開放することも可能なようだ。
その他、宇宙から降り注ぐ映像を元に、数々のイベントが、地上とインターネット上で繰り広げられる。
400年前なら、考えられなかった企画。
先人たちが積み上げてきた情報通信技術なしには実現できなかった企画であろう。
都内近郊では花見で盛り上がる今週末。
夜桜を通して夜空を眺めるのも良し。
インターネットで世界中の空を探索するのもまた良しかと。
詳細は以下参照
:公式サイト
100HOURS of ASTRONOMY
:日本語サイト
世界中で宇宙を観ようよ100時間 (4月2~5日)