相関Creator

2009年5月28日のエントリー、「Silverlight 2.0 を触ってみた」でお伝えした、相関分析のアプリケーション、「相関Creator」を作成しましたー 🙂
相関Creator」は、入力されたデータをもとに相関分析を行い、グラフを作成します。
分析対象のデータはCSVとして保存でき、作成されたグラフは画像データとして保存できます。

アプリケーションの作成には、MicrosoftR社のSilverlight2を使用しました。
Silverlightは、Webブラウザのプラグインとして動作し、より優れたユーザーエクスペリエンスを提供するアプリケーションフレームワークで、Webブラウザ上での動画再生も容易に実装可能です。
2009年7月には、Silverlight3が正式版として公開され、様々な機能が追加されています。

今回Silverlightを採用したのは、Adobe Systems社のFlashの対抗技術として注目されているという点と、マルチブラウザで動作するという点で魅力的だったからです。
Silverlightを使うと、簡単にWebアプリケーションが作成でき、またアニメーションもXAMLというXMLベースの言語で容易に記述することができます 🙂

しかし、Webブラウザのプラグインとして動作するという特性上、いくつかの制約があり、その中でもPC上のローカルフォルダにデータを保存できないという点と、画像を生成することができないという点が課題として浮上しました。。。 🙁

PC上のローカルフォルダにデータを保存できないという点に関しては、Silverlightで用意されている分離ストレージ(Isolated Storage)を使えば、データを保存することができるようになります。しかし、信頼度の低いWebアプリケーションに対して提供している機能であるため、ストレージとしての機能が大きく制限されています。そこで今回は、一旦サーバー側にアクセスし、ダウンロードしてもらうように実装することで、この課題を解決しました。

また、画像を生成することができないという点に関しては、Silverlight3であればできるようになるという情報を得たので、試しにSilverlight3で画像生成のコードを記述してみました。
しかし、画像を生成することはできるのですが、一旦生成した画像にはアクセスすることができないため、保存しようにも保存できないという問題に直面しました。そこで、画像生成に関するデータを一度サーバー側(php + GD)に送信し、サーバー側で画像を生成するように実装しました。

当初は、分析したデータをサーバーに保存して、他の人が分析した結果も閲覧できるようにする予定でしたが、アプリケーションの操作性等の観点から、今回は個人での使用を想定した機能に絞りました。
ご要望が多く上がれば、追加機能を実装していきますので、コメントを頂けるとありがたいです。

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