情報通信を支えるネットワーク施工技術に魅せられた。

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先日東京ビックサイトで開催された

「ファイバーオプティクスEXPO(FOE2010)」をみてきた。

目的は同時開催の「無線アクセスネットワーク2010」だったのだが、
すぐ隣のブースであるFOE2010の「光配線・施工機材ゾーン」に人だかりが。
きになって覗いてみた。

やっていたのは
第47回技能五輪全国大会「情報ネットワーク施工」職種 予選会

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光ケーブルの接続施工技術を競っていたようだ。

シャープペンの芯より細いミクロン単位の光ケーブルを溶かして次々とつないで束ねていく。
様々な道具を使って淡々と工程を進めていくそのテクニックに惹きつけられた。

すぐ近くでは宅内配線の実演もやっていて、職人の方の会話から、ケーブルの曲げ方や、敷設位置までかなり細かいこだわりがあることを知った。
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また、企業ブースでは、光通信を支えるやコネクタや測定機等の装置に加えて、最新型のケーブル溶着装置のデモストレーションもあり、施工措置技術も日々進歩していることも知った。

先日のエントリー
 「コグニティブ無線動向 「電波有効利用シンポジウム2008」聴講記」(ビットログ)
で書いたように、通信の世界はものすごい早いペースで発展している。
われわれが深く携わる通信ソフトウェアこそ、そうした通信の発展を支える大事な黒子であるとの考えでいた。
しかしながらその通信ソフトウェアも物理的なインフラなしには動作しない。

ルータやスイッチ、通信デバイスなどの通信装置には普段から触れているものの、バックボーンのインフラ設備がどのように整備されているかまでは意識することはない。

こうした情報ネットワーク施工技術やそれを使いこなす職人の人たちの技能に支えられて、高速・大容量の情報通信サービスが水道や電気のように利用できるのだと改めて認識した展示会だった。

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